公益財団法人 衣笠繊維研究所

公益財団法人 衣笠繊維研究所とは、

繊維学とその基礎学問領域の成果を研究報告書、書籍発刊、講演会など
の啓蒙活動によって広めるとともに、当財団が維持管理する国登録有形
文化財「衣笠会館」の一般公開事業を行う。

出  版

   
繊維研究所報告
財団発刊書籍
   

    繊維科学フォ−カス第4巻(新刊)                 
                            タイ東北部の絹・染織・織機
                            
                                    行松 啓子
               18世紀、イギリスで蒸気を動力源とする産業革命が興り、織物も大量生産されるようになり、
              民族固有の染織文化は次第に失われつつある。しかし、筆者は、タイ東北部での約5年間の滞
              在中、染織文化の伝統と革新の二極化を観ることができた。
              本書では、筆者のタイでの学術研究と調査を踏まえ、タイ東北部での自然循環利用の
                    養蚕技術と染織文化を紹介し、伝統文化継承の在り方と、手仕事の意義について考える。
                    【 内容 】
                     本文は、I. 手織物 II. 養蚕 III. 多化性蚕品種の繭からの糸つくりと糸染め
                    IV. 織機と織物 V. 代表的な絹手織物 VI. 伝統織物のこれから、で構成。
                    付録として、絹製マットミ−の紋様 33点、マットミ−のつくり方、織様と綜絖の
                    仕組みがカラ−写真を用いて説明され、タイ東北部の染色技術を理解できるように
                     工夫されている。2,000円. B5版, 102頁。




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          繊維科学フォ−カス第3巻(既刊)                 
                            炭素繊維の特徴と用途
                            
                                   編著者 平松 徹
              炭素繊維は日本が世界をリ−ドしている機能性繊維である。極めて優れた力学的特性を有し、
              その用途展開はすさまじい勢いである。
              編著者は炭素繊維の黎明期から今日の発展期まで、30数年間にわたり研究技術開発や技術
              戦略企画に従事してきた。
              この豊富な経験と知見を基に、本書では、T. 炭素繊維の製造と構造、力学的特性、機能的
                    特性などの基本物性、 U. 炭素繊維複合材料の種類、成形法と特徴、 V. 炭素繊維の用途開
                    発、 W. 炭素繊維の将来展望と課題が取り扱われている。図表やカラフルな図版・写真が満
                    載されており、入門者にとってはこの分野の技術開発の知識を容易に吸収できる強い味方に
                    なるにちがいない。2,000円. B5版, 127頁。




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                   繊維科学フォ−カス第2巻(既刊)

                              蚕サイエンスの進展
                            
                                   監修 古澤 壽治・藤井 博 
                      カイコは歴史的に近代日本を支えてきた生き物であり、自前の研究・技術成果の蓄積が多い。
                    本書では、蚕サイエンスの足跡に焦点を当て、研究者達の情熱的な取り組みを紹介する。
                    また、新しい昆虫産業を目指したバイオ研究や宇宙カイコ物語を取り上げている。カイコ研
                    究の過去から近未来を探る好機になるだろう。T. 蚕糸関係の研究と教育の歩みとこれから
                    (山下興亜) U. 蚕糸研究の想い出(河上清) V. 蚕の人工飼料育の開発と利用(角田素行・
                    今西重雄) W. 蚕消化液に含まれる機能性タンパク質(今西重雄) X. 絹糸腺のシルク分解
                    酵素(角田素行) Y. 絹糸腺の抽出液を利用した新しいタンパク質合成系の開発(長岡純治)
                    Z. 昆虫の培養細胞株の作出と応用(今西重雄) [. カイコの生体反応を通して宇宙環境を
                    探る(古澤壽治)。  2,000円. B5版、158頁。




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                   繊維科学フォ−カス第1巻(既刊)

                              ミクロのシルクロ−ド
                            
                                      赤井 弘
                      シルクはカイコ幼虫の絹糸腺でつくられる。絹糸腺に取り込まれたクワ由来のアミノ酸から
                      合成され、細胞外への分泌、絹糸腺腔内でのプ−ルと移動、その長い旅を経て1本の繭糸が
                      生まれる。筆者は細胞レベルでのシルク生成プロセスを微細構造学的に追跡する専門家であ
                      り、貴重な写真を基に、「シルク生成の場」をイメ−ジさせてくれる。各章別に、@ シル
                      クの分泌器官 ― 絹糸腺、 A 絹糸腺細胞の成長とシルク生成、 B フィブロインの移動と
                      内膜の通過、 C フィブロインの腺腔内移動とミクロフィブリルの形成、 D 吐糸と繭作り、
                      E 繭糸の形態と特性など、その長い道のりが語られている。絹糸腺に特化したユニ−クな
                      新書である。 2,000円. B5版、165頁。




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